経歴がパッとしない40代女性の転職は大変だったけど、諦めなくてよかった

自由を求めて

ユリイカです。

私は2025年春に転職をしました。

転職して半年が経ちますが、私は転職して本当に良かったと感じています。

まだ記憶が鮮明なうちに、40代で転職に至った理由、転職活動の中身、感じたことなどをまとめます。

原動力は自立したい一心のみ

我が家は子育てに関して、いざという時に頼れる人が近場に誰一人いない環境です。

息子が1歳の頃までは、正社員で時短勤務でしたが、徐々に仕事を家に持ち帰るようになったり忙しい時に限って保育園から呼び出しの連絡が来たり…

もうこのままのライフスタイルでは体が持たない!そう思い退職後しばらくしてから今度はパートで仕事をするように。

そんな中で、また正社員のフルタイム勤務に戻りたい!と思えたのは、息子が小学1年生の後半でした。

甘えん坊の息子が学校にも学童にもなれ、小学校に通うということを理解し楽しめるようになったのを見届けたからです。

新しい環境にスッと溶け込める子どももいるし、苦手な子もいますよね。

うちの息子は幼稚園の初期も大泣きで私にしがみつき、しばらくは先生に引き剥がされて教室に連れて行かれるような子どもでした。

1年生のうちも、夏休み明けは何度か学校に行きたくないと言ったことがあるし、学童のお迎えも毎日のように「今日はなるべく早く迎えに来てね」と決まりごとのように朝の登校前に言われていました。

それでも毎日元気に通学し、小学校での生活スタイルに慣れた様子でした。

そんな息子の成長の様子が、私を転職しようと思わせた要因の一つです。


またちょうどその頃、旦那さんがアメリカに出張中で、保育園児のお子さんを日本で1人で子育てし、片道約1時間かけて都内へ通勤するフルタイムのワーキングママのお話を聞いたのも、私には大きな影響を与えました。(私には決して真似できない…)

自分以上に頑張ってるママはたくさんいる!やっぱり私もまたフルタイムで勤務したい!と思わせてくれたのです。


そして就職活動を始めたのが2024年の年末。

その時点では某自動車保険会社に勤務していたので、まずはその会社で契約社員からフルタイムで勤務し、正社員になる道を模索。

エントリー方法を調べ、給料を調べ、周りの契約社員の人たちに昇格の方法を聞き…ここでの正社員への道のりはかなり厳しく長いことを知りました。

しかもタイミング的にちょうど契約社員へのエントリー締め切りの直前。

色々な条件を考慮した結果、ここで契約社員になるよりも転職した方がメリットは大きいと判断しました。

そして早速、その週末に転職エージェントに登録し履歴書を作成し始めました。

履歴書を書くと自分が情けなくなる

私は転職回数が多く、その数6回。

石の上にも3年とは言いますが、ちょうど仕事で成果が出せるようになる3年〜4年の頃に転職を繰り返しました。

今40代になって自分の履歴を振り返ると、自分は誰よりもこれができます!と自信を持って言えるような経験がほとんど何もないのです。

履歴書を書きながら、つくづく自分は継続すること、1つのことをしがみついてでもやり抜くことのできない人間だと自己嫌悪。

根性ってものが足りていませんでした。

転職エージェントの方との面談も、まず転職回数を伝えることに負い目を感じました。

でも、ここで恥ずかしいなんて言っていたら転職なんてできません。

これが自分の現状、それでもやるしかないのです。


2024年12月、転職エージェントの担当者との面談を終え、履歴書とエントリーシートを提出しました。

同時に、周りにいた派遣で働く主婦の方から話も聞き、派遣会社も数社登録しました。

不採用はやっぱりショック

書類を数社のエージェントに提出したところで、次はエントリーをしていきました。

家事と子育てを両立させるにあたり、いくつか譲れない条件がありました。

私の場合、まずは通勤可能範囲内が30分〜40分程度であることと、そして残業の量。

息子を学童に迎えに行く時間は変えることができない絶対条件です。

あとは土日祝日がきっちりお休みであること、できれば英語のスキルを活かしたいことなどのいくつかの希望もありました。


初めは条件の合うところを時間をかけて探し出しエントリー。

1社エントリーするだけで時間もかかったし無駄に緊張もしたのですが、数日後には「ご希望に添えませんでした」の通知が。

それ以来、このペースのエントリー数ではダメだと気がつき、通勤時間や空き時間はとにかく求人を見続け、気になるものはお気に入りに登録。

通勤時間をシュミレーションし、条件に合えばエントリーしていきました。


通勤時間と終業時間という絶対条件のために、仕事内容は魅力的でもエントリーできない会社がいくつもありました。

悔しいけれど、そういったものは断念するしかありませんでした。

その後も不採用が続き、落ち込むのはもちろん、気持ちにも徐々に焦りと不安が出てきます。

自分は社会から必要とされていないような暗い気持ちになってきて、このままずっとパートタイマーなのではと思えてきました。

そして通勤が厳しいとは知りながら、徐々に範囲を広げて求人を検索するようになり…

こうなるとどんどん自分の転職活動の軸がぶれていきます。

給料がUPすることはもちろん大事ですが、絶対に譲れない条件や次の会社でこれをするんだという明確なものがないといけないと感じました。

転職活動に最も大切なことは、時間をかけて、まずは自分の基準、軸を明確に言語化することだと思います。

そして不採用の事実に対して落ち込みすぎないメンタルを維持すること。

自分とは相性が合わなかっただけ、他に会社は山ほどあるくらいの気持ちで、次に進む強さが必要です。

最後に頼れるのは直感とワクワク感

不採用が続く中、ポンポンッと立て続けに3社から面接に来ませんかという通知がほぼ同時に届きました。

2件は紹介予定派遣で、いずれ正社員を目指すチャンスがある派遣社員です。

仕事の内容も興味深く、片方は英語を活かせそうで話を聞いてみたい職種でした。

ただネックだったのは都心に通勤せねばならないこと。

満員電車での通勤の辛さはよく理解していたのですが、やはり魅力的な仕事ではありました。

残る1件は現在就職した中小企業。

最寄り駅から3駅で通勤には願ってもないくらい最適、そして面接の日程もとんとんと素早く決まりました。

さっそく一人で面接をシュミレーションし、準備しました。

いきなり社長面接だったので緊張しましたが、拍子抜けするほど穏やかでいい雰囲気のまま進み、息子のお迎えなどのこちらの条件も理解してくれて。

しかも翌日には採用通知が!

こんなにトントン拍子で進んでいいものか?とちょっと不安もありましたし、他の2社の面接日を決めている最中だったので迷いもありましたが…

最後に頼れるのは直感とワクワク感。

ここで長く頑張るぞという決意で、採用を受ける旨をお伝えし、当時の職場にはすぐに退職を告げました。


4月中に残っていた有給を消化し、4年ほどお世話になった職場を後に。

5月1日から現職にお世話になっています。

半年が経ちましたが、あの時の素早い決断を後悔してはいません。

チャンスが来た時は直感に従う勇気も大切だと改めて思いました。

転職活動を振り返って

そんな感じで、私の転職活動は約3ヶ月ほどで終わりました。

現在は入社し半年が経過、41歳の新人として日々勉強中です。

1年目は契約社員なので、1年後の正社員が目先の目標です。

今の時点から転職活動を振り返ると、いろいろな感情があったものの、やっぱり転職活動をして本当に良かったというのが正直な感想です。

時間的な余裕は以前よりも無くなったので、短い時間で家事を終えることはとても大変になりました。

それでも、息子とのコミュニケーションの時間は取れているし、仕事の責任感の面でも、そして何より自分の仕事の対価としてお金を稼ぎ未来のために貯蓄や投資に回せる額が増えたということが何より嬉しいことです。

本当に微々たる前進速度ではありますが、それでも着実に自分の目標に向かっている実感があります。




家庭があり、しかも子どもいる中での主婦の転職活動というのは、さまざまな制約が必然的に多くなるのでとても大変です。

ですが、なぜ転職活動をするのか、目的と将来の目標を明確化できていればいるほど、きっと良い結果がついてくると断言できます。

動き出そうと思った時がいつもベストタイミング!

そしていつかやろうと後回しにせず、1歩ずつでも毎日動き続けるということが何より大切です。

今、動き出そうとしている世の中のお母さんたちに少しでも参考になる点があれば幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは今日も良い1日を!

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