ユリイカです。
11月の中旬、1週間ほどひどい咳が続きました。
この時期の病院はどこもかしこもごった返していて、2箇所に断られ、ようやく行った初診の病院では薬をもらうまでトータル4時間半待ち!
診断は百日咳、そしてその時の血液検査から付随して始まったのが貧血の治療。
この貧血の治療がなんとも過酷だったのね…
今回はまず百日咳について。
同じ症状で苦しむ人の役に立てたら幸いです。
止まらないその咳の正体は百日咳かも

私は子どもの時の小児喘息、そして大人になった今は風邪の後に付随して咳喘息を発症することが多いのだけれど、
呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューという軌道が狭まった時の音がする。
これは喘息の方にはお馴染みの苦しさだろう。
だけど今回の症状で明らかに違ったのはこの喘息特有のゼーゼー音がないのに、呼吸の途中でなぜかつっかえるような感覚があり、それが咳になっていたこと。
そもそも今回は風邪を引いた実感すらなかった。
咳だけが突如始まり、そして長引き、しかも夜にベッドに横にやると尚のこと激しくなる。
一体この症状は何なんだろうと思いつつ、それでも時というのは苦しむ人間にも皆平等、仕事に行き子育てをしながら家事をしてひたすら様子を見る日々。
咳というのはとても体力を消耗し、身体は疲労させる。
咳をするたび頭にも響き、頭痛も始まった。
いったい全体これは何の苦行なのだろうかと思いつつも、それでもその週の仕事を無休で乗り越え、ようやく土曜日に病院でレントゲンと血液検査を受ける。
レントゲンは多少の影はあるものの異常ではないとのこと。
血液検査はその場では結果が出ないので、百日咳だったら電話連絡するとのことでその日は特に病名がなんだか分からずに抗生物質などの薬をもらい帰宅した。
その後、数日経っても電話が来なかったので、もうこれはストレスからくる咳で原因不明だったのだろうと勝手に想像していたところにかかってきた病院からの電話。
結果は百日咳だった。
百日咳とは
厚生労働省のHPによると、百日咳とは百日咳菌の感染によって起こる激しい咳発作を特徴とする軌道感染症なのだとか。
経期は3期あって、
カタル期:風邪のような咳から次第に咳が激しくなる。私の場合、なんか呼吸がつっかえて咳がしたくなるな?から徐々に咳の量が増え、咳がひどいとオェッとなるほど苦しく、これは異常だと自覚する時期だった。
痙咳期:カタル期の後の2〜3週間でけいれん性の咳になる。常に咳き込むわけではなく、ぐっと呼吸が苦しくなり堪えられず咳が出てくるような感じだった。ふと鏡を見たら自分の唇がとんでもなくむらさきで血の気がなく顔面蒼白でびっくりした。咳による頭痛もスタート。
回復期:徐々に回復する時期。私は今まさにここだと自覚している。
咳の量はだいぶ減ったが、時折軽い咳が出る。
全経過で2〜3ヶ月だそうで、3ヶ月続けば確かにおおよそ100日間、百日咳の名前の由来なんだろう。
ウイルスではなく細菌のようで、抗菌薬による治療が必要。
忘れず薬をきちんと飲んだ。
飛沫感染や接触感染が主な感染原因らしいけど、一体どういった経路でこの菌をもらったのか本当に不明だ。
対策
対策としては5種混合ワクチンの予防接種が有効のようだけど、やはり基本的に日常生活でできることといえば、
うがい・手洗い・マスク
いわずもがなの、基本のキ!
今更ながら、何事も基本が最も大切なのだと思い知らされた。
私はマスクの耳への引っ掛け部分の締め付け感が苦手だし、摩擦で肌荒れしやすいので、徐々に肌寒くなってきてからもマスクを予防としてつけてこなかった。
もうね、本当に大事ですよ、マスク。
呼吸と共にウイルスや細菌を入れないっていうのもそうだけど、冬場の乾燥対策にもなる。
そして帰宅後や食事の前には、徹底した手洗い・うがい。
たったこれだけの行為で、この世で一番大切な ”身体の健康” というものを守れるのならば(100%でないにしても)、やらない理由はどこにもないじゃないか!
そう思うのはいつも病気になった後なのだから、いい加減今回で学ぼう。
病気になると健康のありがたみを痛感するけれど、健康が続くといつの間にか身体を労われなくなるものだ。
多少の寝不足、多少の無茶、多少のサボり。
そういうものが積もっていって不調を引き起こす。
健康な身体があってこそのありきたりだが幸せな日常生活であること。
それは決して当たり前なんかではなく、自分自身で労り、守り、慈愛するものなのだと改めて考えた今年の冬なのでした。
それにしても百日咳、とてもしんどかった。
次回は現在進行形の貧血の治療について。
たかが貧血と侮るなかれ、バンバン出てくる現在進行形のキツイ副作用について書きます。
本日もお読みいただきありがとうございました。
良い一日を!


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